まるくぱーじゅの運営会社「株式会社おぎそ」の強化磁器とは?
その特徴とこだわりをご紹介します!
■ 業界最高峰の割れにくさを誇ります
割れにくいのには、秘密があります!
陶磁器には、使う土によって強度に違いがあります。まるくぱーじゅの割れにくい磁器(以下、強化磁器)は、業界最高峰の土(愛知工業大学の教授と産学官連携により開発)を使用することにより、他社の耐久度を圧倒しています。
使用されている場所に耐えられる強度
元々は、ホテル・レストラン向けに破損によるランニングコスト低下を目的に開発しましたが、開発当時(1990年代)に全国の保育園・学校給食において、【食育】の観点から、金属製食器・プラスチック食器から陶磁器製食器への移り変わりがおきていました。
その為、1万食を超える給食センター等の大量調理の施設で耐えうる割れにくさを求められ、いまでは、全国で30%以上(学校・保育園累計)の地方自治体で使用されています。
もしかしたら、みなさんのお子さんが通っている保育園・学校、ご両親が通っていた保育園・学校で使用されているかもしれません。
■ 陶磁器は、“重い”から“軽い”へ
軽さを追求してきた理由
陶磁器は、金属製・プラスチック製に比べたら圧倒的に重たいです。また、素材が弱いと割れにくさを追求すると肉厚に作るので、より重たくなります。(例:ラーメンどんぶり)
まるくぱーじゅの強化磁器は、【割れにくさ】と【軽さ】の両立を子どもが使用するからこそ、求めて開発をしてきました。
【軽い】だけの食器・【割れにくい】だけの食器は、世の中にたくさんあります。まるくぱーじゅの強化磁器は、【両方を限界レベルまで追求】した素材で、製造しています。
軽くする方法
まず、素材レベルの強度を上げることにより、肉厚な形にしなくても肉厚と同レベルの強度を保持することができます。その為、薄くなる分、軽くなります。。
また、陶磁器はどうしても落としたら割れることがあります。落としたときに、割れるのであれば、最低限、落としたときに落下する主要なポイント以外は、薄くすることにより、軽量化を行っています。
持った時に感じる体感重量
人は、モノを持つとき、想定して持つため、その体感重量が、約10%から20%近く違うと、軽い!と感じるみたいです。
商品が、大きくなればなるほど、重量に違いが出てくるので、特に、手で持つ商品(コップや茶碗等)は、軽量化した商品設計になっています。
その為、全国の保育園児から小・中学生まで、使用できる食器にっています。 保育園や学校で使用されてると重いのでは?と思われますが、陶磁器の中では、軽量化と破損を意識した最高の食器です。 (もちろん、プラスチック等と比較すれば重いのはご了承ください)
■ 地球環境に優しい食器
時代を超えて環境を守る
まるくぱーじゅの強化磁器は、平成17年から、保育・学校給食で割れた食器を回収し、再利用しています。
陶磁器は、割れた後、舗装材料や埋立てにしか利用することができず、SDGs(持続可能な開発目標)の観点から、業界に先駆けて資源循環に取り組んできました。
よく安全性について質問されるのですが、使用状況がわからない回収品ではなく、使用が明確な保育園・学校給食のみの回収に限定している点、また、1300℃を超える焼成による不純物等の除去を行っているため、安全性については、何ら問題もありません。
元々、陶磁器は自然鉱物を粉砕し、加工して製造しています。
その同一加工工場で、回収品を粉砕し、加工しています。
使用していただくことに対する安全性は問題ありませんので、ご安心ください。
■ “安全”で“長く使える”子ども食器
安全・安心は子どもが使う施設では大前提
30年前に導入が進んだこの強化磁器。プラスチックで心配される環境ホルモンやBPAなどは、全く使われておりません。
また、絵や釉薬(ガラス質の表面)等には、鉛やカドミウム等の子どもの成長に害するものは、使用していません。
あくまで、ご家庭で使われている磁器と遜色ありません。 保育園や、学校など、不特定多数の子どもたちが使用する商品な為、安全性に関しては、大前提として商品開発しています。
注意していただかなければいけない点は、【割れ物】という点です。落としたら割れる。割れた破片での怪我にだけは、細心の注意をはかってくださいね。
ただ、保育園・学校で敢えて陶磁器が使われるのは、【割れることによる、モノを大切にする心】を育成するためにあります。
モノを大切にする心は、いつになっても必要な思いです。子供のころから、育成しましょう。
永く使い続けられる秘訣は、絵付け加工にも
割れにくいだけでなく、絵付け加工も一工夫しています。
普段家庭で使ったり、飲食店で使うカラフルなデザイン食器は、上絵絵付け加工といって、釉薬表面に絵をつけています。これは、長年、洗浄機や摩擦で絵が剥げてきます。(例:ホテルとかで、金の絵柄が剥げているものみたことがあるかもしれません。)
まるくぱーじゅでは、子どもが使う前提があるので、そもそも安全な原料を使っていますが、より安全を期すため、絵がより取れにくいイングレーズ技法を採用しています。
これは、元々は、欧米に輸出するとき、日本より厳格なFDA基準があり、それに合格するために編み出された技法です。
まるくぱーじゅでは、より安全で、長く変える食器を目指しています。
※イングレーズ技法に似たもので、下絵付け技法があります。
素焼きに直接加飾して、釉薬をかけて焼く方法です。(例:焼き物体験で、筆で絵をかいたりする技法です)こちらも同じ効果がありますが、発色できる色数に限界があり、弊社では、単調なデザインにのみ採用しています。
■岐阜県“美濃焼の産地”で製造
生産力日本一の岐阜県
まるくぱーじゅは、焼き物産地の岐阜県【美濃焼】にあります。
美濃焼は、大量生産にたけ、業務用・家庭用・ギフト商品など多種多様な製品を製造しています。
日本のほぼ中心に位置する岐阜県より、皆さまに割れにくい食器をご提供いたします。
岐阜県は、山に囲まれており、川の水もきれいな場所になります。その自然を守っていくためにも、永く使える人に優しい商品づくりを今後も行っていきます。